子供と思わず旅に出たくなるオススメの本を2冊紹介!

こんにちは〜。Satokoです。
あなたは子供と旅に出るとき、何を参考にして旅先を決めますか?
- 旅行会社のホームページですか?
- 旅行会社に置いてあるパンフレットですか?
- 旅行のガイドブックですか?
どれを見ても似たり寄ったりという気がしませんか?
いつも似たり寄ったりした情報を見ていると、旅先も「それ」しか思いつかなくなります。
観光バスに乗って、決められたコースを歩いて、ホテルに泊まる…
違いがあるのは、ホテルの名前だけ。
ちょっと視点を変えるだけで、面白い旅の仕方が見えてきます。
違いは、ホテルの名前ではありません。
今回は、遊びを本から学んで、子供と思わず旅に出たくなる本を2冊紹介したいと思います。
- 365日信州野遊び宣言
- 魔女のホウキに乗っかって〜マザーグースと三匹の子豚たちの世界一周卒業旅行
ホームページ、パンフレット、ガイドブックにはない視点で旅を楽しむポイントが学べます。
この2冊の本を読み終わる頃、あなたは思わず旅の計画を立ててしまうかもしれませんよ。
目次
365日信州野遊び宣言
まず、最初にオススメの一冊はこちら。
この本は全国の自然体験をリードする「なべくら高原・森の家」が自然遊びをまとめて編集した365日遊び満載の面白い本です。
この本はこんな人に役立ちます
この本は、ファッショナブルなアウトドアには満足できない自然派の人のための本。
ウエアはここのブランド。
シューズはあそこのブランド。
遊んだ後は、おしゃれなレストランでお食事。
これらを求めている人には参考になりません。
参考になる人たちは、
- なべくら高原・森の家に興味がある人
- 幼児から小学生のお子さんがいる人
なべくら高原・森の家に興味のある人は、季節に合わせた遊びをこの本から学べるので、いつ頃滞在すれば良いかの目安になります。
また、幼児から小学生のお子さんがいる人は自然の中で遊ばせる時、どんなことをしたら楽しいかがこの本でわかります。
どんな内容か
私がこの本の存在を知ったのは、10年前のこと。
子供を連れてはじめて「なべくら高原・森の家」に滞在したとき、受付のカウンターでこの本を見つけました。
「365日信州野遊び宣言」のタイトル通り、本は4月1日、残雪の雪山を滑り落ちる楽しさを紹介した『ケツぞり大作戦』から始まり、翌年3月31日、キャンプファイアーで炎の暖かさを子供に体験してほしいという『スノーキャンプファイヤー』で終わります。
「なべくら高原・森の家」とその周辺で見て、食べて、試して、遊べる内容を365日分、軽快な文章と豊富な写真、イラストで紹介しています。
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例えば、具体的にどんな内容かというと
春
- 半年間雪の下で眠らせたスノーキャロットを掘ってアイスにする
- フキをとってフキ味噌を作る
夏
- 田植えをする
- 池や川でカヌーをする
- 森で見つけた木で作品を作る
秋
- 干し柿を作る
- 紅葉のブナ林をトレッキングする
冬
- カンジキ作り
- スノーシューで雪の中を歩く
など。
特に幼児から小学生くらいまでのお子さんが楽しめる野遊びが多く紹介されているので、読んでいるうちに「夏にカヌーをしてみようかなぁ」
「こんな雪景色の中で子供と遊びたいなぁ」
と夢が膨らみます。
本で紹介されている野遊びは、家庭でも実践できることがありますので、小さなお子さんいるご家庭の遊びのバイブルにもなります。
この本を読むとあなたはどうなるか
この本を「なべくら高原・森の家」滞在中に読むと、美しいブナ林に囲まれた相乗効果で、チェックアウト時に次回の予約を入れてしまうかもしれません。
実際、私は予約してしまったことがあります(笑)
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この本は、日本の美しい里山の風景や代々受け継がれてきた知恵や技術、文化を学び、日本が誇る美しい景観や日本の財産を体験してみたいと思わせるオススメの一冊です。
365日「その日しかないできない体験」を求めて、子供と一緒に「なべくら高原・森の家」へ行ってみたくなる本です。
魔女のホウキに乗っかって〜マザーグースと三匹の子豚たちの世界一周卒業旅行
そして、2冊目に紹介するのは『魔女のホウキに乗っかって〜マザーグースと三匹の子豚たちの世界一周旅行』。
作家の桐島洋子さんが3人の子供たちを連れて10カ国を旅した時、3人の子供たちが日記、イラスト、写真を分担して旅行記としてまとめたもの。
この本はすでに絶版なので、読みたい人は図書館か中古品で探してみてくださいね。
この本はこんな人に役立ちます
この本は、子供が大きくなった時にどんな旅をしたら、楽しいものになるかというヒントがいっぱい詰まった本。
- 子供が大きくなって、一緒に旅する機会のない人
- これから子供が中学生、高校生になるけど、一緒に旅行してくれるかどうか不安を持つ人
子供と一緒に旅をする機会のない人も、一緒に旅してくれるかどうか不安を持つ人も、この本を読めば10代後半の子供をどう扱えば一緒に旅をしてくれるのかがわかります。
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どんな内容か
『魔女のホウキに乗っかって〜マザーグースと三匹の子豚たちの世界一周旅行』は、作家の桐島洋子さんが、末っ子ローリーの高校卒業式を終えてから、3人の子供たち(かれん・ノエル・ローリー)を連れて2ヶ月かけて10カ国(香港、インド、ケニア、エジプト、モロッコ、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカ)を回る家族の卒業旅行に出る話。
桐島洋子さんが子供たちを連れて旅にでた理由が本書では次のように紹介されています。
この旅では、もうコドモではないあなたたちを初めて一人前に扱い、オトナの世界をひと通り案内しながら、先輩としてちょっといい顔をしてみたいのです。
そして、皆、これをもって親がかりの旅を卒業してください。
私も子連れ旅行を卒業して、母よりも女として、心新たに自由な50代に旅立ちたいと思います。
かつての大英帝国では、貴族の子弟が年頃になると、何ヶ月もかけて諸国を巡遊し見聞を広めるしきたりがありました。
家庭教師や召使いまで引き連れてのし歩くこの贅沢な”修学旅行”をグランドツアーと言います。
桐島家は貴族でも金持でもないけれど、旅行だけは堂々と彼等に張り合うことにしましょう。
出典:『魔女のホウキに乗っかって〜マザーグースと三匹の子豚たちの世界一周旅行』マザーグースの卒業宣言より
この旅は1987年、夏。
大英帝国時代の貴族の子弟が行なっていた諸国の巡遊を見習い、家族で2ヶ月かけて10カ国を回り自分の子供に見聞を広めさせるところがすごい!桐島洋子さんが子供たち自身に海外旅行に行くための予防接種を手配させたり、ホテル・レストランの予約、レンタカーの運転もさせ、子供を一人前の大人として扱い、その上で海外で活躍している日本人の先輩たちに会わせて見聞を広めています。
子供の成長を見守り、大人になるために足りない部分を補ってあげる旅とはどんなものなのかというのが参考になる本です。
この本を読むとあなたはどうなるか
旅のバリエーションが学べます。
宿泊先ならホテル、サファリテント、アパートなど。
移動手段も電車やタクシー、レンタカー、ボート。
食事はシンプルなサンドイッチからちょっと高級なレストラン。
時々、日本大使館。
観光先は宮殿、お城、美術館、サファリ、市場など。
実際、旅先に行くことが目的だったのが、移動方法や宿の種類にまでこだわるようになってしまいました。
satoko
一つ勇気を持って旅の選択をすると、次の楽しみにつながります。
あなたの旅の可能性を広げてくれます。
小さなお子さんのいるご家庭には、子供が大きくなったらこんな旅を一緒にしてみたいという夢を持たせてくれる一冊です。
まとめ
いかがでしたか。
2冊に共通する点は、
- 学びのある旅は面白い
- 年齢にあった遊び方がある
ということです。
この2点を頭の片隅に置いておくだけで、子供が楽しいと思える旅の計画が立てられます。
一度旅の計画がうまくいって子供が喜べば、次回はさらにレベルアップして計画を立てるのが楽しくなるはずです。
この2冊を読んで
『明日にでも子供と旅に出かけたい!』
『子供が楽しめそうな旅の計画を自分で立ててみようかな』
と思っていただければ、幸いです。
以上、『子供と思わず旅に出たくなるオススメの本を2冊紹介!』でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!