こんにちは〜。Satokoです。
エジプト出身、日本の大学院で学ぶ留学生が6日間、我が家に滞在しました!
エジプトの留学生が滞在するのに、エジプトについて知っていることは『ピラミッド』と『スフィンクス』。
そしてイギリスの女流作家アガサ・クリスティーの推理小説『ナイルに死す』。
この3つだけ…。
これではいけない!
そこで、留学生にエジプトについて色々教えてもらうことにしました。
この記事を読むと、知っているようで知らないエジプトの意外な事実を知ることができますよ。
目次
ところでエジプトってどんな国?
まずは、エジプトの国について簡単に概要を説明しましょう!
アフリカ大陸の北東隅に位置する国がエジプトです。
正式名称はエジプト・アラブ共和国。
南北に流れるナイル川の河谷とデルタに支えられ古代エジプト文明を発展させてきた国です。
人口は約9200万人。
ちなみに、日本の人口は約1億2600万人です。
首都はカイロ。
カイロの人口は1950万人(2017年)、アフリカ、アラブ諸国で最も人口の多い都市です。
東京の人口は約1370万人(2018年)なので、東京よりも人口が多いです!
公用語はアラビア語。
アラビア語は世界27カ国で公用語として使用されています。
国連で使用されている6言語(アラビア語・ロシア語・スペイン語・中国語・フランス語・英語)の一つにもなっています。
そして、人口の90%がイスラム教を信仰している国です。
ここまで紹介しただけでも、エジプトの国は『ピラミッド』『スフィンクス』『ナイルに死す』だけではないことがわかりますよね。
日本人の知らない意外な4つの事実を教えます!
さて、エジプトの概要はわかっても、エジプトに行ったことのない人にエジプトの様子はよくわかりません。
エジプトについてイメージできることと言えば、
- 砂漠の中にあるピラミッド
- 暑い
- イスラム教の国
それくらいですよね。
そこでエジプト出身の留学生に、日本人にはわからないエジプトの質問をしてみました。
エジプトに行ったことのある人ならわかることかもしれませんが、そうでない人には「知らなかった!」と参考になるかもしれません。
ピラミッドが都会にある!
エジプトといえばピラミッド。
ピラミッドの写真を見たことのある人ならご存知かと思いますが、一面砂漠の風景です。
この砂漠の中にあるピラミッドを見るためには、カイロからどれくらい時間がかかるか知っていますか?
車で6時間?
飛行機で2時間?
実は、首都カイロから車でたったの30分でピラミッドにいけるそうです!
しかも砂漠の中にあるピラミッドを中心として、取り囲むように街があるそうです。
景観を守るため、高層の建物を作ってはいけないのだとか。
ピラミッドの周りに街の風景が迫っていると、はじめて知りました。
てっきり辺鄙な砂漠の中にあると思っていましたが、カイロから車で30分なら日帰り可能です。
もちろん、エジプトに行かないといけないので気楽な日帰りとはいきませんが、機会があれば是非行ってみたいですね。
エジプトに四季がある!
砂漠に、ラクダに、ピラミッド。
エジプトの観光写真をみれば、ギラギラ暑い!
そんなイメージがありますよね。
エジプトは一年中暑いのか?
ちょうど日本も猛暑だったので、既に3年日本で暮らしている留学生に聞いてみました。
すると意外な答え。
日本と同じようにエジプトにも四季があります!
夏の温度は東京と同じくらい上がり、冬は11-12度くらいに温度が下がるそうです。
砂漠の写真を見ると「暑い!」と思ってしまうのですが、日本と同じように四季があるとは驚きでした。
一夫多妻ではない!
イスラムの世界において、男性は4人まで妻を娶ることができます。
国民の9割がイスラム教徒のエジプトなら、結婚すると男の人は4人の奥さんをもてるのか?
独身男性の留学生にズバリ聞いてみました。
すると、またまた意外な返答がありました。
配偶者は一人で日本と同じ。
一夫多妻制は昔から、戦争に行って亡くなった男性の数と残った女性の数の比率がアンバランスになり、一族存続の危機を埋めるために制定されたそうです。
今のエジプトには男女の人口比率が大きく崩れるほどの政治的混乱や戦争はないので、一夫多妻は一般的ではないそうですよ。
ナイル川の水が干上がるかもしれない!
ここで紹介することは、エジプトの留学生に教えてもらったことです。
世界最長の河川の一つであるナイル川。
アフリカ大陸東北部を流れ地中海に注ぐアフリカ最長級の河川です。
今、このナイル川の水を巡る深刻な争いがエチオピアとの間にあるそうです。
エジプトは古代文明以来、ナイル川の水を利用し続けて発展してきました。
ナイル川といえばエジプトというくらい、エジプトの人々の生活に密着している川です。
しかし、現在このナイル川上流の湖にエチオピアがダム『グランド・エチオピアン・ルネッサンス・ダム』を建設。
エチオピア がダムを造ることにより、ナイル川の水の実権を握られてしまうのではないかとエジプトの人たちは懸念しています。
エジプトは水の99%をナイル川に依存しているので、ダムによってナイル川が干上がったらエチオピアと戦争をすることもあり得るだろうと考えるくらい、国民の関心の高い問題になっているようです。
ナイル川の水を巡る争いは、水資源の豊富な日本からは想像つかないほど深刻なものなんですね。
まとめ
いかがでしたか。
- ピラミッドは都会にある
- エジプトに四季がある
- エジプトは一般的に一夫多妻制でない
- ナイル川の水が干上がる可能性がある
あなたの知らないエジプトについて、理解していただけたでしょうか?
特に、ナイル川の水を巡るエチオピアとの争いについては、エジプト出身の留学生から教えてもらわなければわからないエジプトの現状です。
この記事を読んで、ピラミッド以外のエジプトを身近に感じていただけたら幸いです。
あなたもホストファミリー になって海外の人を受け入れてみてはいかがですか?
自分の知らない国を深く知るきっかけになりますよ!
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