こんにちは〜。Satoko です。
中国の雲南省を旅行するなら、茶畑を見てみたい!
でも、どこに行けばいいの?
中国語もわからないし…。
茶畑観光は無理かなぁ。
と考えていましたが、宿泊を予定していた大理のホテル・リンデンセンターに問い合わせてみることにしました。
すると、大理にあるお茶農園を案内してくれることになりました!
今回の記事では、我が家がお茶農園で体験した
- プーアル茶のお土産作り
- 茶館でプーアル茶のティータイム
- 大理蒼山桃渓谷景区をハイキング
について、お伝えします。
突然知らないお茶農園に「見学させて下さい!」といっても「はい、どうぞ!」とは、いきませんよね。
でも、地元とつながりのあるホテルにお願いすると、無理なことも可能になりますよ。
中国の茶畑を観光してみたい方は是非参考にしてくださいね!
目次
雲南省とプーアル茶の関係とは?
中国・雲南省では、唐の時代から雲南で収穫されたお茶をチベットの馬と交換したことから茶馬古道が発展しました。
プーアル茶は黒茶の代表的なお茶で、年月を経るとワインのように味がまろやかになると言われています。
さまざまな形に固められ運搬に便利で保存が効くお茶のため、雲南省からチベット、そして中国全土へ広がりました。
プーアル茶は体を温め、ビタミンを補うことができるので、チベットの人々にとって好都合な品であったと言われています。
現在では、血中の脂肪酸を減らす働きがあり、便秘の解消にもいいので、美容に関心のある上海や香港の人たちに高値で取り引きされるお茶となっています。
大理の茶畑の場所は?
プーアル茶のお土産作りを体験した場所は、大理蒼山桃渓谷景区の一角にあります。
高台から遠くに三塔と洱海を見渡せる眺めの良いところに茶畑はあります。
茶畑でどんなことが体験できるの?
大理蒼山桃渓谷景区の茶畑で体験しかことは、下記の3つです。
- プーアル茶のお土産作り
- 茶館でプーアル茶のティータイム
- 大理蒼山桃渓谷景区をハイキング
プーアル茶のお土産作り
プーアル茶は一般的に緑茶や紅茶に加工した茶葉を高温多湿の場所に置いて、微生物の働きで発酵させたお茶です。
小沱茶とは、プーアル茶を小さく固めたもので、体験では小沱茶作りと包装をしました。
小沱茶作り以外にも、季節によっては茶摘みなどもできるようです。
一般的に知られているプーアル茶は色が濃い黒茶ですが、今回の体験では、現地ならではの生茶を使うことにしました。
8グラムずつ布の上に分け、それを蒸します。
蒸したものを布で硬く絞って丸めます。
包装紙に記念の『蒼山』の刻印を押し、丸く固めた小沱茶を包装紙で包んで終了となります。
最後は箱に入れてお土産として持ち帰れますよ。
雲南の茶畑でお茶の香りを嗅ぎながらの作業も心が癒されおすすめです!
茶館でプーアル茶のティータイム
小沱茶作りを体験した後は、茶畑にある茶館でプーアル茶をいただくことになりました。
お茶を入れてくれた楊さんは、中国の大学でお茶を学んできた専門家です。生茶のプーアル茶にお湯をそそぎながら、中国のお茶の歴史や飲み方について丁寧に教えてくれます。
楊さんのお話では、中国のお茶を楽しむ習慣は三国志の時代から始まり、日本の茶道は中国の唐の時代のしきたりが残っているそうです。
中国でのお茶のたしなみ方は、
- 一杯目は、お茶の味を楽しむ
- 二杯目は、お茶の甘みを楽しむ
- 三杯目は、お茶の後味を楽しむ
という、楊さんからのアドバイスをいただき、プーアル茶を5〜6杯注いでもらいました。
「中国茶を美味しくいただくためには、茶葉と同様に、茶葉を生かす水も大切です。」と楊さん。
しっとり落ち着いた雰囲気の茶館で、至福のときを過ごせますよ。
大理蒼山桃渓谷景区をハイキング
大理の茶畑でプーアル茶のお土産作りと試飲をした後は、大理蒼山桃渓谷景区をハイキングすることができます。
標高4000m、19の峰からなる蒼山を眺めながら、茶畑から続く山道を歩くこと30分。
透き通るような水が流れる河原に着きました。
しばし河原で休憩し下山開始です。
下りはプーアル茶の茶畑を眺めながらハイキングが楽しめます。
大理の茶畑は日本のように整然と葉が手入れされていません。
どちらかと言えば、のびのび育って野性味があふれています。
そんな違いも楽しめますよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回紹介した茶畑は大理蒼山桃渓谷景区内にあります。
中国の茶畑を観光してみたい!という方は、大理・喜洲にあるリンデンセンターに宿泊し、相談することをおすすめします。
茶畑を観光する現地の日本語ツアーなどがあれば一番良いのですが、今のところ日本語ツアーはありません。
個人で行くにも山の中なので、言葉がわからないとなかなか難しいですね。
我が家は家族でリンデンセンターにプライベートツアーをお願いし、一人当たり料金は3500円(日本語のわかるガイドさん付き)でした。
もし興味のある方は、中国・大理の宿泊はリンデンセンターがおすすめ!6つの魅力を紹介 の記事も参考にどうぞ。
最後に、中国のお茶の歴史に興味を持っている方におすすめの本を紹介します。
『紅茶スパイ』は、19世紀、中国が隠してきた茶の製法とタネを入手するために英国人プラントハンターのロバート・フォーチュンが中国に潜入する物語です。
アヘン戦争直後のミステリアスな紅茶の歴史を描いたノンフィクション。
19世紀半ばのイギリス、中国、インドの政治・社会情勢、風俗もわかりやすく説明されています。
紅茶スパイは、次から次へと読み進めて内容を知りたくなりますが、あまりに面白いので読み進めていくのがもったいない気持ちになります。
中国茶を飲むように、じっくり時間をかけて楽しみたいおすすめの本です。
以上、【中国・大理】茶畑でプーアル茶のお土産作りと茶館を体験!を紹介しました。
プーアル茶を飲みに、大理に行ってくださいね!