この記事では、長崎の平和公園、坂本龍馬ゆかりの地、稲佐山の夜景を1日で観光するモデルコースを紹介します。
長崎グルメが味わえるおすすめのランチスポットとお土産も紹介します。
長崎の平和公園、坂本龍馬ゆかりの地、稲佐山の夜景を1日で上手く観光したい方の参考になれば幸いです。
目次
長崎平和公園、坂本龍馬ゆかりの地、稲佐山の夜景を観光するモデルコース
このモデルコースの概要は以下の通りです。
- 長崎の平和公園&周辺観光
- 坂本龍馬ゆかりの地(亀山社中記念館、風頭公園)観光
- ホテルに戻る
- 稲佐山の夜景観光
観光所要時間は移動を含め、約10時間となっています。
それでは観光の内容とポイントについて詳しくみていきましょう。
平和公園と周辺観光(観光所要時間4時間)
原爆の落ちた町・浦上地区の平和公園周辺を歩きます。原爆の傷跡と復興、平和について学べるコースです。
平和公園駅から出発
平和公園とその周辺を観光する場合、平和公園駅からのスタートがおすすめです。
理由は、駅前の交差点を渡ったところに平和公園につながるエスカレーターがあるからです。
原爆資料館駅からも歩けますが坂道が続くので、平和公園駅がおすすめです。
平和公園
長崎の原子爆弾が落とされた中心地は現在平和公園に整備されています。平和公園には、4つの見どころがあります。
- 平和の泉
- 平和祈念像
- 原子爆弾落下中心地碑
- 被爆当時の地層
このモデルコースでは、まず平和の泉・平和祈念像を観光します。
原爆の犠牲者を慰めるために建てられたのが平和の泉です。
男性が天を指差し平和を願っている水色のブロンズ像があります。
如己堂・長崎市永井隆記念館
如己堂は、長崎市名誉市民第一号の永井隆博士の旧宅です。
放射線医学の研究に力を入れていた永井隆博士は、放射線を過量に受けて慢性骨髄性白血病と診断されます。
原爆が投下された時、長崎医科大学物理的療法科部長室にいた永井隆博士は自らもガラス破片を浴び重傷を負いながらも、患者の救護活動を3日間行いました。
愛妻を原爆で亡くし、自分は白血病と原爆の後遺症に苦しみながらも原爆障害の研究に貢献します。
寝たきりになった永井隆と2人の子どものために隣人が建ててくれたのが如己堂で、永井隆博士の生涯の写真や資料が展示されているのが長崎永井隆記念館です。
平和とは?
命とは?
愛とは?
家族とは?
と、色々考え、思わず涙があふれ出てしまう記念館です。
浦上天主堂
浦上天主堂は、明治維新後、弾圧に耐え続け信仰の自由を得た浦上のキリスト教信者たちが建てた東洋一のロマネスク様式の大聖堂です。
天主堂の内部のステンドグラスは大変美しくおすすめです。
教会内部の写真撮影は禁止されています。
浦上天主堂観光後、平和公園の長崎原子爆弾落下中心地碑へ向かいます。
長崎原子爆弾落下中心地碑
1945年8月9日午前11時2分に上空500mで爆発し、多くの人命を奪った地点が原子爆弾落下中心碑です。
近くには、被爆当時の瓦やガラスの破片がそのままにして保存されている地層が展示されています。
長崎原爆資料館
長崎原爆資料館は、原爆が投下された当時の悲惨な様子を写真、映像、資料などを通して理解できます。
原爆で破壊された浦上天主堂。
唯一残された建物の一部が移築され展示されています。
原爆資料館を見学するなら、ボランティアガイドがおすすめです。
ボランティアガイドさんから原爆投下直後の被爆体験のお話を聞けたりします。
館内の常設展示はわかりやすく紹介されていますが、かなり見応えのある量。
ガイドさんがいれば、ポイントを絞って詳しく説明してくれます。
館内を全て見学すると、2時間かかります。
ボランティアガイドさんは原爆資料館入口の窓口で受け付けています。
興味ある方は参考にしてください。
原爆資料館駅〜新大工町駅へ移動(所要時間30分)
原爆資料館見学後、路面電車を利用して、新大工町で下車。
亀山社中記念館に徒歩で向かいます。
坂本龍馬ゆかりの地観光(観光所要時間3時間半)
日本初の商社とされる亀山社中と坂本龍馬像を観光し、お寺が並ぶ寺町通りを散策。
その後、長崎の郷土料理を味わい、お土産を購入するコースです。
新大工町駅から出発
新大工町駅から細い路地を抜けて、亀山社中へ向かいます。
龍馬のブーツ像
亀山社中へ行く途中、龍馬のブーツ像のある場所からは長崎の街並みが一望できます。
亀山社中記念館
亀山社中は、日本初の商社とされる亀山社中は坂本龍馬が中心となって組織されました。
亀山社中記念館には、木造平家の建物には、坂本龍馬が愛用していた紋服、ブーツ、ピストルなどが展示されています。
風頭公園・坂本龍馬像
風頭公園は長崎港を見下ろす高台にあります。
坂本龍馬の像があり、龍馬ファンなら一度は訪れたいスポットです。
龍馬通り石碑
坂本龍馬像で写真を撮影後、来た道を戻り、龍馬通り石碑の左隣りの階段を降りていきます。
深崇寺と三宝寺の間の道を突き当たり、左に曲がり寺町通りを歩きます。
禅林寺、深崇寺、三宝寺、興福寺、延命寺、晧台寺と寺町通りと名前の通り、お寺が並んでます。
寺町通りを抜けて、いよいよランチに向かいます。
長崎卓袱浜勝でランチ
長崎グルメで一番楽しみにしていた卓袱料理のお店『長崎卓袱浜勝』。
卓袱料理とは、簡単に言えば、和食・中華・洋食の要素が入り混じった懐石料理のことです。
大皿に盛られた豪華な料理を円卓を囲んで味わいます。
大人数で味わう料理なので、2名以上から予約を受け付けるところが多いのですが、長崎卓袱浜勝は予約なしでも大丈夫です。
注文したのは、お手軽卓袱コース『ぶらぶら卓袱』。
お鰭、バラ煮、前菜、湯引き、刺身、揚げ物、豚の角煮、ご飯、香物、水菓子、梅椀の計11種類が提供されます。
白身魚をすり身にした萩しんじょう、さらしくじらの酢味噌和え、エビのすり身をパンで挟んであげたはとしなど、長崎の郷土料理が楽しめます。
長崎卓袱浜勝の『ぶらぶら卓袱』は女性一人でも食べられるお手頃なサイズです。
白水堂でお土産購入
長崎で有名なお土産といえば、カステラ。
長崎の和菓子専門店『白水堂』は、桃のカステラが有名です。
桃カステラは、中国で不老長寿の果実とされる桃を砂糖細工であしらい、カステラの上に載せた長崎生まれの郷土菓子。
私は、上の写真の桃カステラより小さい『こもも』を購入しました。
本当はお土産に桃カステラを購入しようと思いましたが、一個のサイズが想像した以上に大きいです。
桃カステラ大のサイズ、12cm ×10cm×5cm。
桃カステラの小サイズ、10cm × 8cm× 5cm。
長崎では、桃の節句や手土産に利用されています。
長崎観光のお土産としてお勧めです。
思案橋駅からホテルへ戻る
稲佐山の夜景観光に向けて、一旦ホテルに戻ります。
私はホテルモントレ長崎に宿泊していました。
- 路面電車の駅に大変近い
- グラバー園まで歩いて行ける
- チャンポンの美味しいお店『四海樓』がすぐそば
と大変便利なホテルです。
参考までにどうぞ。
稲佐山夜景観光ツアー参加(所要時間2時間)
夜は世界新三大夜景に認定されている長崎の夜景を見に稲佐山へ行きます。
長崎は、香港、モナコと並び、世界新三大夜景に認定されています。
稲佐山の行き方は3通りの方法があります。
- 稲佐山の夜景観光バスツアーに参加する
- 長崎バスを利用して稲佐山バス停へ行く
- ロープウェイを利用する
おすすめは、稲佐山の夜景観光バスツアーに参加して行く方法です。
理由として、宿泊先のホテルまたは最寄りのホテルからバスに座って稲佐山展望台前まで座って行けます。
また、ガイドさんのお話も聴けるので、観光にも役立ちます。
ツアー料金は2000円、所要時間は2時間です。
朝から歩いて観光していることを考慮すれば、2000円払う価値は充分ありますよ。
ツアーバスは下記のホテルに停車します。
- ホテルウィング・ポート長崎
- 東横イン長崎駅前
- エスペリアホテル長崎
- ホテルニュータンダ
- ANAクラウンプラザホテル 長崎グラバーヒル
- ホテルJALシティ長崎
- ホテルニュー長崎
- ザ・ホテル長崎BWプレミアコレクション
ツアーの予約はホテルのフロントでも取り扱っています。
参考までにどうぞ。
まとめ
この記事では『所要10時間!長崎1日観光モデルコース!平和公園&坂本龍馬&稲佐山夜景』について紹介しました。
長崎は、どこに行こうか迷ってしまうほど見どころが多い観光地です。
この記事を参考に有意義な一日を過ごしていただけると幸いです!