こんにちは〜。Satokoです。
ケララ観光で人気アクティビティに、ハウスボート で巡るバックウォーター クルーズがあります。
もし、あなたがケララの文化にも興味があるなら、バックウォーターをカヌーで巡るビレッジツアーもおすすめ。
でも、ちょっと待って!
- ハウスボートとカヌーでバックウォーター ツアーに違いがあるの?
- カヌーに乗ったことがなくても参加できるのかな?
- どんな体験ができるのかな?
アレッピーの景色だけでなく、地元の人たちのことをもっと知りたいというあなた。
カヌーでしか入れない別世界へ行ってみませんか?
目次
バックウォーターって何?
はじめに、バックウォーターについて、ここで少し紹介しましょう。
バックウォーター とは、海や湖の近くにある流れがほとんどない川のこと。
ケラーラのそれは、アラビア海と並行して内陸部に延びる水域をいう。
5つの大きな湖が運河や川によってつながっており、全長900km以上に及ぶ。
一部海に接しているので海水と淡水が混じっており、モンスーン以外の季節は場所によっては塩分濃度が濃くなる。
内陸では川からくる真水を使って、稲作などの農業が行われている。
出典:地球の歩き方 南インド 45ページより
グーグルマップでコチ(Kochi)からアレッピー(Alleppey) までの海岸沿いを見ると、大きな湖、運河、川が一帯を占めているのがよくわかりますね。
これらの水域をバックウォーター と呼び、ハウスボート やカヌーでのバックウォーター ツアーに利用されています。
ハウスボートとカヌーのバックウォーターツアーの違い
それでは、ハウスボート とカヌーのバックウォーター ツアーは何が違うのでしょうか。
ハウスボート とカヌーの違い
ハウスボート
- 水路の幅の広い運河、川を巡る
- 宿泊がメイン(日帰りツアーもある)
カヌー
- 水路の幅の狭い運河、川も巡れる
- 移動がメイン
ハウスボートもカヌーもバックウォーター の景色を楽しむ点では共通するのですが、カヌーはハウスボート では入れないような細い運河、川を進むことができます。
人々が暮らしている生活圏まで入り込めるのがカヌーの良いところです。
手漕ぎカヌーの魅力とは
ビレッジツアーでは、あなたがカヌーを漕ぐ必要はありません。
代わりに船頭さんが、時々歌を歌いながら手漕ぎでカヌーを漕いでくれます。
なので、カヌーに乗ったことのない人でも安心して参加できます。
カヌーにはエンジンがついていないので、至って静か。
船頭さんが木製のパドルで水を漕ぐ音と野鳥の鳴き声、鬱蒼と生い茂るヤシの森。
カヌーには屋根が付いているので日差しも遮られ快適です。
ただし日差しは強いので、まぶしいのが嫌な人はサングラスを携帯すると良いでしょう。
ゆっくりしたカヌーのスピードに、いつの間にかうたた寝してしまいます。
手漕ぎカヌーの魅力は何と言っても『静かで心地よい』ところです。
どんな世界が体験できる?
カヌーで巡るアレッピーのバックウォーター ビレッジツアー。
ツアーの開始は朝8時、終了は夕方5時です。
カヌーの最初の目的地は朝食を食べるため、大きな川岸にある地元の食堂へ行きます。
まずはインド式の朝食イドリーとサンバル体験
ここでの朝食はちょっと酸味があるインドの蒸しパン・イドリーと豆と野菜の入ったカレー。
イドリーをカレースープ・サンバルに浸して食べるだけなら簡単ですが、具も一緒に取るのが難しくインド式で右手だけ使って食べるのは思ったより大変です。
地元の人たちと同じ食べ方をする経験は旅の良い思い出になりますよね。
食後に漁師さんが川で獲れたばかりの魚を見せてくれたり、ペットの鷹を肩に乗せてくれたり。
『とてもフレンドリーで、ちょいとお茶目』なアレッピーの人たちに出会えます。
水とともに暮らす人たちの『別世界!』を見学
朝食後は、いよいよ本格的なビレッジツアーへと移ります。
カヌーが進むに連れ、ハウスボート では入れないような細い運河に入って行きます。
ヤシの木が青々と茂る森の中の川沿いに人々が暮らす住居が建っていて、[keikou]カヌーに乗りながら地元の人たちの暮らしを垣間見れます。[/keikou]
川の水を使って、歯を磨き、身体を洗い、洗濯をします。
家族の食事に必要な魚を釣って、カヌーに乗って楽しそうに遊び、時に移動販売のカヌーでお買い物をします。
水と共に暮らす人たちの姿がそこにあります。
日本の暮らしとは、全く違う『別世界』があります。
あなたの心の中で、きっと何かを感じるビレッジツアーになることでしょう。
南インドの定食『ミールス』を味わう
昼食はバナナの葉の上に、ご飯とおかず何品かが盛られた『ミールス(定食)』が出されます。
インドでは、信仰する宗教によって牛肉や豚肉を食べなかったり、完全に菜食主義で根菜も食べなかったりと食事のパターンも色々です。
この食堂でも、食事の前にベジ(菜食)かノンベジ(非菜食)を選べます。
盛り付けられたメニューは、一見すると少ないように感じますが、食べ終わる頃には程よい満腹感。
地元ケララで取れたお米やカレー味の魚のフライ、レモンのピクルスなど食べたことのないものばかり。
食べ終わったバナナの葉は、捨てても土に還るのでゴミがでません。
『ミールス』を食べるだけで、インドの宗教に関心を持ったり、バナナの葉の行方が分かったりとケララ文化の学びは尽きません。
地元の人の日常会話が聴ける
ツアーを案内してくれた船頭さんは朝食、昼食、お茶タイムの計3回以外は、カヌーを漕ぎ続けてくれます。
カヌーを漕ぐのは重労働に思えるのですが、そんな様子は微塵も見せず。
さりげなく私たち観光客を気にかけてくれながら、時には歌い、カヌーの上から川岸にいる人たちとおしゃべりしたり、航路途中に住んでいる実母と話をしたり。
もちろん、どんなことを話しているのか内容は分かりませんが、表情からなんとなくご近所さんとの会話のようで楽しそうです。
カヌーの船頭さんを通して、地元の人たちの日常の様子が伺えるのも魅力的です。
まとめ
いかがでしたか?
アレッピーのカヌーで巡るビレッジツアーに興味を持っていただけたでしょうか?
水とともに暮らすケララ州・アレッピーの人たち。
生活の全てにたくましさが感じられます。
『自分がもしそこで暮らしたら…』と想像するだけで、きっと新しい何かを感じるビレッジツアーになるはずです。
今回紹介したビレッジツアーに関心のある方は、こちらのホームページが参考になります。
→Namasthe Alleppey
アレッピーのツアー会社ですが、とても親身に応対してくれる会社でおすすめです。
この記事を読んで、アレッピーに住む人たちに、興味や関心を持っていただけたら幸いです。
以上、『【アレッピーのバックウォーター 】カヌーに乗ってビレッジツアー体験』でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!