インド

子連れ南インドケララで紅茶・スパイス農園を見学する旅!

バガモンスパイス農園アイキャッチ画像

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こんにちは〜。Satokoです。

 

毎朝飲む紅茶やコーヒー。

 

料理で使うコショウやシナモン。

 

どんな場所でどんな風に育っているか知っていますか。

 

子供と一緒に旅したインド・ケララ州。

 

ここは、お茶とスパイスの生産地として有名です。

 

ガイドブックにインドではチャイ(甘いミルクティー)を飲む習慣があり、料理にもチャイにも香辛料が使われていると書いてあります。

 

子供を連れてお茶や香辛料を育てている農園(プランテーション)に行ってみよう!

 

そう思い、行ってみました!

この記事では、

  • 子連れでスパイス観光ならどこへ行く?
  • 宿泊したホテル『Chillax Vagamon』
  • 紅茶とスパイス農園見学
  • バガモンでハイキング

について、紹介します。

  • 子供と社会勉強したい人
  • 紅茶や香辛料に興味のある人
  • 自然の中を歩くのが好きな人

に特におすすめです。

見て、味わって、楽しむ旅のはじまりですよ!

子連れで南インドの紅茶・スパイス農園に行くならどこに行く?

インドの最南端に位置し、マラバール海岸沿いにあるケララ州。

温暖な熱帯気候でアーユルヴェーダ発祥の地として知られています。

また内陸部には、紅茶、コーヒー、スパイスの農園で知られる西ガーツ山脈があります。

内陸部にある高原の街ムンナール(Munnar)は、インドの避暑地として有名です。

 

スパイス観光ならムンナール…だけど行けない理由

 

ムンナールの写真

出典:Keralatourism.org

ケララ州の観光で必ず名前があがるのがムンナール。

 

青々と茂ったお茶の農園が続く山岳地帯です。

 

ケララの南東、海抜1600メートルに位置し、紅茶とスパイスを見学できる観光農園、ホテルが集まって魅力的です。

 

コチン国際空港から茶畑のあるムンナール・ヒルステーション(Munnar hill station)まで距離にして127km、車で約3時間半。

 

行けない距離ではありません。

 

しかし、ケララ観光でもう一カ所忘れてはならないのは、水郷地帯で有名なアレッピー(Alleppey Boat Jetty)。

ハウスボートの写真

アレッピーでは、ハウスボートにも乗りたい。

 

カヌーから眺める景色の写真

カヌーでビレッジも巡りたい。

 

だからアレッピーは必ず訪れたい。

 

しかし、アレッピー〜ムンナール間の距離は188km、車で5時間。

 

アレッピーとムンナール両方観光するには、子連れでは遠すぎます…

 

アジアの国の道路は都市を離れると路面が傾いていたり穴が空いていたり、子供と車で移動するのは、3時間が限界です。

 

コーチン国際空港、ムンナール、アレッピーが車の移動だけで終わってしまうのはどうしても避けたい。

 

 

だけど、紅茶とスパイス農園に行きたい!

 

 

それでひたすらパソコンで、Kerala spice farm 、kerala tea plantation などの言葉で探しました。

 

すると、ムンナールとアレッピーのちょうど真ん中くらいの距離に農園がありました!

 

ちょっとした観光の穴場、バガモン

その場所はバガモン(Vagamon)です。

 

バガモンってどんなところ?

 

バガモンパラグライダー写真

出典:Keralatourism.org

バガモンは谷、緑の牧草地、松林、霧、茶畑、滝など自然豊かな場所。
そのため、トレッキング、パラグライダー、登山、ロッククライミングなど、アウトドアスポーツが盛んです。

 

またバガモンは宗教的にも重要なThangal, Murugan, Kurisumala の3つの丘があり、ケララで主に信仰されている宗教であるヒンズー教、イスラム教、キリスト教の聖地で巡礼のため多くの信者が訪れる場所でもあります。

 

ホテル『Chillax Vagamon』について

Chillax vagamon全景写真

バガモンで紅茶とスパイス農園を観光するために泊まったのが『Chillax  Vagamon』。

ポイントは、

  • ファミリールームに大きなリビングルーム、3つベッドルームがある
  • キングサイズのベットが3つ、ソファベッドもある
  • レストランもついているので食事に行く手間がない
  • これでお値段は一泊一室で約10000円!
  • 農園ツアーをわざわざ準備してくれた

という点です。

 

実は、農園見学ツアーがあるかメールで問い合わせをしてみました。

 

こんにちは。Satoko です。

じつはホテルに日本人家族5人で宿泊しようと思っています。

バガモンのスパイス農園を見学したいのですが、見学ツアーなどはありますか?

 

こんにちは!

ご連絡ありがとうございます!

ツアーはありませんが、ご案内することはできますよ。

農園の他、お子さんがいらっしゃるならハイキングもできます。是非いらして下さい。

 

ホームページはこちらです→『Chillax  Vagamon

 

ムンナールに行かず、紅茶とスパイス農園の見学、ハイキングまでできる!

 

まさに子連れに理想的なホテルでした。

 

紅茶とスパイス農園見学スタート!

ジープの写真

いよいよ紅茶とスパイス農園を見学する日の朝10:30、ジープに乗ってホテルを出発です。

 

家族5人が座るジープの後部座席は進行方向に対して両サイドに向かい合う座席になっていて、しかもつり革付き。

 

車はいきなり舗装されていない山道に突入します。

 

車が一台しか通れないような細くて片側絶壁の山道をジープが進んでいきます。

 

落ちたなんて、縁起の悪いことは考えられません。

 

急勾配の山道を進むこと、30分。

 

息が切れるほど急斜面の紅茶農園

紅茶農園の写真

いよいよ目的の紅茶とスパイス農園に到着しました。

 

訪れた季節は12月の年末。

 

青い空と緑の葉が眩しいです。

 

見学させて頂いた農園は一般の農園なので、特に名前はありません。

 

「◯◯さん農園」という感じですね。

 

車を降りてガイドさんの案内で茶畑を登って行きますが、結構な急斜面。

息が切れます。

バガモンの紅茶農園写真
茶摘みをする女性の写真

 

毎日、この斜面でお茶を摘んでいる女性。

 

インドの紅茶はこの女性たちの地味な作業なくして手にはいりません。

 

インドの紅茶がとても貴重なものに思えました。

 

知らないことばかりのスパイス農園

農園というよりも、見た感じは雑木林です。

 

そこに、コーヒー、コショウ、シナモン、カルダモン、ナツメグなどが生育しています。

コーヒーの木の写真

これは、コーヒーの実。

 

本物のコーヒーの実が赤いこと。

赤いコーヒーの実の写真

ものすごく暑い場所で育っていると思っていたコーヒーは、直射日光が苦手なこと。

 

雨季と乾季のある場所で生育する植物であること。

 

 

コショウの実の写真

そして、シナモンの木に巻きつくように生えるコショウ。

 

コショウやシナモンはビンやプラスチックの容器に入ったものしか見たことがなかったので、コショウの実を採って食べたり、シナモンは木の皮をはいでできているとか、本当に知らないことばかり。

 

 

そしてこれは、カカオ。

カカオの実の写真

チョコレートの原料のカカオはとっても高価に売れるそうです。

 

農園を案内してくれたおじさん

右手のブルーのシャツを着たおじさんがいろいろ教えてくれた農園のおじさんです。

最後にとれたてのオーガニックのバナナを子供達にプレゼントしてくれました。

バナナの写真

農薬の入っていないバナナは口の中でザラザラした感触がなく、本当に甘い。

とろけるような優しい味。

子供にとっても楽しい農園巡りでした。

 

本物をみて、味わう。

これぞ『生きた学び』と実感しました。

 

農園見学後は、ジープに乗ってハイキング

インドの道の写真

紅茶とスパイス農園見学の後、ジープに乗ってハイキングスタートポイントまで移動したのですが、インドの道。

 

険しいです。

 

急な坂を登ったかと思えば、ジープで川を渡り。

 

ガイド役の農園のおじさんがいないと道が全くわかりません。

 

そしてハイキングが始まりました。

一人で歩いたら遭難しそうな山道を下ること30分。

バガモンの湖の写真

ようやく名もない湖にたどり着きました。

 

鳥の鳴き声以外、何も聞こえません。

 

喧騒のインドとは全く異なる風景がそこにありました。

湖で休憩する写真

しばらく休んでからきた道を戻りましたが、ものすごい急斜面でまたまた息切れ。

 

ガイド役の農園のおじさんはビーチサンダルなのに、息も切れず快調に山道を進んでいきます。

道なきハイキングコース写真

日頃斜面を歩いて鍛えている農園のおじさんとの体力の違いも感じた貴重なハイキング。

 

これにてツアーが終了しました。

 

まとめ

いかがでしたか?

バガモンの紅茶とスパイス農園に興味を持っていただけたでしょうか?

 

紅茶、コーヒー、コショウ、シナモン、カルダモン、ナツメグなど食事で飲んだり、使ったりしても、実物を見る機会はなかなかありません。

 

 

実際、カルダモンがなんの食事に使われているのか、子供は全く理解していませんでした。

 

しかし農園で食べた味が印象的(好みの味ではない)であったのでしょう。

 

ケララ料理を食べると「カルダモンがはいってるー」と言うようになり、味覚の学習としても大変効果があるものと思われました。

 

知っているようで知らないことばかりの食の旅。

 

インドの紅茶、スパイス農園に興味のある方の参考になれば幸いです。

 

 

以上、『子連れ南インドで紅茶・スパイス農園を見学する旅!』でした。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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