こんにちは〜。Satokoです。
子供と一緒にウミガメの放流を体験したい!
ウミガメが産卵するところを観たい!
宿泊するなら、大自然の中でゆっくりくつろぎたい!
そんなあなたの希望をかなえる場所がマレーシアにあります。
ボルネオのサンダカンから少し離れたリバラン島(Libaran Island)です。
この名前も聞いたことのない島にどうやったら、いけるの?
どこに宿泊するのかな?
島でどんなことが体験できるの?
島に滞在してみた感想は?
色々知りたいことありますよね。
今日はウミガメが産卵にやってくるリバラン島(Libaran Island)に実際に泊まった体験をもとに、島の概要、申し込み、リバラン島(Libaran Island)での過ごし方、感想と反省点などについてお伝えします。
目次
リバラン島(Libaran Island)はどこにある?
リバラン島はサバ州の北東、タートルアイランズ国立公園(Turtle Islands National Park)の中にあります。
どんな島?
ボルネオのリバラン島はアオウミガメやタイマイ(最も絶滅の恐れの高いウミガメ)が海岸に上陸して、産卵しにくる様子を観察できる旅先として人気があります。
人口は450人。
主に漁業とボート作りで生計を立てています。
米以外は全て自給自足しているところがすごい島です。
申し込みについて
リバラン島(Libaran Island)へは、サンダカンから一日一便の宿泊者専用ボートがでています。
サバ州のいくつかの旅行会社がリバラン島(Libaran Island)ツアーを組んでいます。
私がお願いしたツアー会社は『Nasalis Larvatus Tours』。
マレーシアのサバ州サンダカンに本拠を置く旅行代理店です。
自分の知らない土地は英語の通じる旅行代理店にお願いするのが良いと思い、ネイチャーツアーに力を入れている『Nasalis Larvatus Tours』を選びました。
今回、申し込みをしたツアーは「2Days 1Night Libaran Island Tour」。
リバラン島(Libaran Island)への行き方
出典:amazing borneo tours
マレーシアのコタキナバルから飛行機に乗ってサンダカンまで約40分。
コタキナバルーサンダカンの飛行機はエアアジアとマレーシア航空が就航しています。
ツアー開始時刻に合わせた飛行機がそれぞれありました。
エアアジアの場合 コタキナバル発6:30、サンダカン着7:15
マレーシア航空の場合 コタキナバル発7:15、サンダカン着7:55
サンダカンのエアポートからサンダカンの街まで、タクシーで25分。
スケジュールに余裕のない人は朝の飛行機でもなんとか行けそうです。
午前10:00までにサンダカンのヨットクラブの埠頭(Sandakan Yacht Club jetty)に集合することになっています。
ボートは午前10:30に出発です。
スケジュールに余裕のある人はサンダカンの街に宿泊するのをお勧めします。
リバラン島(Libaran Island)へはボートに乗って45分で到着します。
ライフジャケットも準備されていて安心です。スピード感あふれるボートなので、水の上をボートが跳ねるような感覚で進んでいきます。乗り物酔いする人は、酔い止めを飲んでいくといいですよ。
島へ到着する直前に、船長お手製の木造船に乗り換えて島に上陸します。
どんなところに滞在するの
リバラン島(Libaran Island)のツアーで唯一宿泊できるのが『Walai Penyu Resort Libaran Island』。
ここでは今話題の「グランピング」が体験できます。
その前に「グランピング」って何と思いますよね。
グランピングとは「グラマラス(Glamorous)」と「キャンピング(Camping)」を掛け合わせた造語で、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。
引用:コトバンク
自分たちでテントを設営したり、食事を準備する必要がないキャンプなんですね。
海外で子連れキャンプをしてみたいと思っても、テントや食料を車なしで持参するのはとっても大変。
こんな時、グランピングを利用すると手軽にキャンプ気分が味わえるんですね。
『Walai Penyu Resort Libaran Island』の宿泊者は、ウミガメ観察、シュノーケル、海水浴、ビレッジウォーキングなどができます。
1日に宿泊できる人数は最大20名。
確実に泊まりたい人は早めのツアー予約をオススメします。
宿泊は、二人用のテントにシングルベッド2台かダブルベッド1台が基本です。
ベッドはシーツを上にかけて寝るスタイルです。
タオルや洗面用具はないので、持参するのをオススメします。
洗面所とシャワーはテント近くの別棟にあり、共有で使用します。
夜10:00以降は、電気が消されて真っ暗になるので、懐中電灯があるといいですね。
食事は到着日の昼食、夕食、翌日の朝食が付いています。
海に面した砂浜の上に屋外テントが設営されて、その中に机と椅子が置かれバイキング形式で食事をとります。
波打ち際のテントで海を眺めながら、グランピングが体験できる『Walai Penyu Resort Libaran Island』です。
リバラン島(Libaran Island)での過ごし方
さて、リバラン島(Libaran Island)ではどんなことができるのか、これからお伝えしましょう。
ウミガメ保護活動を学習できる
リバラン島(Libaran Island)は、ウミガメ保護のプログラムを地元住民と観光客に提供しています。
ウミガメの産卵は一年を通して観察することができますが、特に7月から10月にかけてが、上陸の数が多いです。
島に滞在することで、ウミガメの卵を保護する作業、うまれた子ガメを海に放つ作業、ウミガメが産卵する様子を学習できます。
子ガメの放流体験
夕食後、日が沈んでから、浜辺で孵化した子ガメを海へ放つ体験ができます。
「大きくなって戻ってくるんだよ」と思わず声をかけてしまいました。
ライトやカメラのフラッシュはウミガメにストレスを与えてしまうため写真を撮ることはできませんでした。
ウミガメの産卵を見学する予定が…
さて、子ガメの放流が終わると宿泊客は食事用のテントに戻り、ウミガメに関する映像を見ます。
そして夜10:00に消灯。
消灯後はレンジャーの「ウミガメ上陸」の連絡を待って、産卵を見学する予定
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のはずでしたが、子ガメ放流後、
突然の嵐。
テントから一歩も外に出られないほどの暴風雨になり、二つ借りていたテントの一つが雨漏りをして、二人用のテントに家族5人が宿泊しないといけない状態になりました。
二つのシングルベッドにそれぞれ二人ずつが肩を寄せ合って並び、主人は床で寝ましたが、風雨は明け方まで続きウミガメの産卵に出会うことはありませんでした。
問題の雨漏りしたテントには雨よけのタープが張ってありませんでした。
我が家の惨事をきっかけに、今はきちんとタープが張られていますので、ご心配なく。
翌朝、レンジャーさんが申し訳なさそうに謝りにきていましたが、嵐では仕方ないですよね。
嵐の日にウミガメがきたのか、興味ありますよね。
砂の上に大きな跡。
しっかり上陸していました。
ウミガメが実際に観察できるかどうかは、自然を相手にしているので100%保証とは言えませんが、これだけは仕方がないですね。
地元のガイドさんと一緒にビレッジツアーに参加
リバラン島(Libaran Island)では、ビレッジツアーに参加してみました。
ガイドのハロンさんは地元出身。
村で教育を受け、村の外で働いたこともないと言います。
「リバラン島(Libaran Island)が好きだから、島を離れることは考えていない」と言っていました。
ウミガメを見るために海外から観光客が来てくれれば、村の住民の暮らしが今よりも良くなるという希望をハロンさんは持っていました。
ハロンさん(レンジャー兼ガイドさん)の案内でこんなことができます。
- ウミガメの卵を孵化する施設を見学
- 海岸沿いを歩き、島に流れ着いたゴミ問題について教えてもらえる
- 人懐っこい子供達やハンモックに揺られて昼寝をしている女性など普段の暮らしを見学
- 地元の小学校に入ったり、高床式の家の中を見せてもらったり、船作りを見学
- 最後に木になっているココナッツの実をとって、飲ませてくれ、さらに中身を取り出して食べさせてくれます。
ウミガメが上陸する島の人々の暮らしぶりがわかるツアーです。
島に滞在した感想
実際リバラン島(Libaran Island)に滞在してみて、よかった点と反省する点を考えてみました。
よかった点
グランピングは食事作りから解放されるので、遊びに専念できるのがよかった。
リバラン島で子ガメの放流が体験できたこと。
地元のガイドさんに村を案内してもらったおかげで、地元の人たちの生き生きとした暮らしぶりを見ることができたこと。
地元の人たちと触れ合う旅をしたことがなかったので、現地の人と交流する楽しさを初めて知ったこと。
反省点
外務省の危険情報で、
サバ州の海岸沿い一帯がレベル3:渡航はやめてください
の場所であったこと
(渡航中止勧告)
島のキャンプ地に銃を持った警官が二人、警備に当たっていました。
この時は渡航中止勧告の場所であることも知らず、海水浴をしていました。
何事もなく旅は終わりましたが
個人旅行をする際は、旅先の治安情報を確認することは必須と反省しました。
まとめ
『ボルネオのリバラン島でウミガメに出会う旅。一泊二日グランピング体験』は、いかがでしたか。
リバラン島はウミガメを保護、放流、産卵の観察ができる小さな島。
テントの設営から食事の準備までする必要のないグランピングが体験できます。
自然環境と住民の魅力にあふれた島でお勧めしたいのですが、
外務省の危険情報でレベル3:渡航勧告禁止
のでている場所でした…反省。
残念ながら、あなたの身の安全に対して一切の責任を追えません。
なので、危険情報レベルがなくなり、安全な渡航が保証された時に行かれてみることをオススメします!
読んでいただき、ありがとうございました。