東京から長崎に旅行に行く際、到着日に何をしよう?
悩みますよね。
ホテルにチェックインして、夕食までのんびりしようかな?
でも、せっかくの一人旅。
短い時間を有効に活用したいですよね。
この記事では、私が12月に一人で長崎旅行をした時、初日に観光したグラバー園とその周辺が大変良かったので、感想をまとめてみました。
結論から言えば、たった4時間の観光で長崎の異国情緒が堪能できます!
女性の長崎一人旅で半日観光を悩んでる方は是非参考にしてください♪
目次
羽田発長崎行きANA便は進行方向左側の席が◎
私は長崎の一人旅にANAの飛行機を利用しました。
羽田発長崎行きの飛行機の発着時間は10:55。
空から富士山を見たいと思い、進行方向左側、窓側の席を予約しました。
実は以前、進行方向右側、窓側の席を予約して、富士山が見られなかった経験あり。
雲ひとつない空模様に、期待が高まります♫
飛行機が離陸し高度を上げると、眼下にお台場の景色がくっきり。
フジテレビのビルが見える!
皇居が見える!
あれがスカイツリーね!
と一人旅の気分が盛り上がってきました。
都心の住宅地を眺め、相模湖上空を越えると既に飛行機は山梨県。
そろそろ見えるかな…。
あっ、今日は富士山が見えた!
ラッキー!
と、長崎行きの飛行機から富士山が見えました。
空から富士山を見たい方は、ぜひ長崎の方向に向かって、左側の窓側の席を予約するといいですよ。
ホテルモントレ長崎が観光に便利
長崎観光の宿泊には『ホテルモントレ長崎』を利用しました。
ホテルモントレ長崎を選んだ理由として、
- グラバー園や大浦天主堂まで徒歩圏内
- 路面電車の電停が近くにある
- おしゃれなホテルがお手頃価格で宿泊できる
という点です。
長崎空港から直通バスの停車場『長崎新地バスターミナル』からも、徒歩10分(700m)。
- グラバー園
- 大浦天主堂
- 軍艦島フェリー乗り場
- 五島列島行きフェリー乗り場
- 出島
- 新地中華街
上記の観光スポットが全て徒歩圏内でした。
ホテルの部屋は小さいですが、クローゼット、窓の扉、机が落ち着いた色合いで大変居心地が良かったです♫。
コンビニ、路面電車の駅も近く、市内観光にも大変便利なホテルでした。
参考までにどうぞ。
『四海樓』は絶景レストランだった!
長崎といえば、ちゃんぽんが有名ですよね。
ちゃんぽんが味わえるお店は至るところにあるのですが、おすすめはホテルモントレ長崎からも近い『四海樓』。
四海樓は、ちゃんぽん・皿うどん発祥のお店です。
ホテルにチェックインしてから、四海樓へ遅めのランチに行きました。
ちゃんぽんの生みの親は、四海樓の創業者である陳平順さん。
鶏ガラと豚骨スープ、長崎でとれる海と山の幸をふんだんに使った麺料理を考案した人です。
明治後期に長崎に住んでいた華僑の人たちが、知り合いに出会ったときの挨拶として「ご飯は食べましたか?」と言っていたとか。
日本人が知り合いに会った時に「今日は寒いですね」と言う感じです。
「ご飯を食べる」が福建語でシャポン、セッポンという発音になり、長崎の人には『ちゃんぽん』と聞こえて名前の由来になったそうです。
四海樓のちゃんぽんは、見た目のスープの色が濃厚ですが、味は非常に淡白。
普段、麺のスープを残す私ですが、四海樓のちゃんぽんのスープはゴックリ!
全て飲み干してしまいました。
この四海樓の良いところは、ちゃんぽん・皿うどんだけではありません。
実は、レストランからの眺めが素敵なんです!
店頭のエレベーターを上がって5階のレストランに到着し、エレベーターをでると、
長崎港の絶景がチャンポンとセットで楽しめます!
私は14:30と遅い時間にランチを食べたのですが、ここなら夜景も楽しめること間違いなし。
長崎でちゃんぽんを味わうならホテルモントレ長崎からも近い『四海樓』がおすすめです♪。
四海樓の営業案内については、四海樓公式サイトを参考にご覧ください。
一人でも満喫!夜景がきれいで静かな鍋冠山展望台!
さて、四海樓でちゃんぽんを食べてから、フロントに預けた荷物を取りにホテルモントレ長崎に戻り、夜景を見るために再度、鍋冠山展望台を目指しました。
鍋冠山展望台からの夕焼けの景色も見たかったので、日没時間に間に合うようにホテルを16:00に出発。
オランダ坂からスタートすることにしました。
オランダ坂周辺には、活水女子大学や海星中学・高校があり、通りを歩く学生さんが楽しそう。
オランダ坂周辺には、海外の領事館として使われた洋風の建物があったり、中国式の神社があったりと異国情緒たっぷりです。
路上の観光案内標識がところどころにあるので、道に迷うこともありません。
オランダ坂を登り、東山手洋風住宅群を抜け坂道を下り、
路面電車の電停石橋までひと山歩き終え、そこから鍋冠山まで一気に登りが続きます。
鍋冠山展望台は標高169m。
観光に余力を残すためにも、斜行エレベーター『グラバースカイロード』の利用がおすすめ。
無料で利用できます。
お手洗いもあるので安心ですよ。
さらにグラバースカイロードを登った先に、もう一つ『グラバースカイロード垂直エレベーター』があります♫。
ですから、海辺の四海樓から鍋冠山展望台まで坂道を息切れしながら登る必要もないんですよ。
鍋冠山展望台は、長崎の夜景スポットで有名な稲佐山の反対側にあり、無料で長崎の夜景が楽しめます。
展望台から海に沈む夕日や、
対岸の三菱重工業長崎造船所の見たこともないような巨大クレーンに感動し、
少しずつ街に明かりが点灯していく様子を眺めていると1時間もあっという間。
一人でいるのになぜか、ロマンチック。
そんな雰囲気を感じてしまうのは、絶対私だけではないはずです。
実際、展望台を訪れて夜景を楽しんでいたのは私を含めて7〜8人程度。
観光客もあまりいないので、静かな夜景が楽しめますよ。
寒い季節には、防寒対策をしっかりして行かれるといいですね。
グラバー園の第2ゲートから徒歩で約10分と近いので、グラバー園と一緒に観光できます。
ただし、鍋冠山展望台からグラバー園まで徒歩10分の道は、日没後、女性一人ではちょっと心細いです。
街灯はありますが、日が完全に落ちる一歩手前で下山できると安心ですよ。
鍋冠山の施設については長崎市のホームページを参考にご覧ください。
グラバー園は第2ゲート入口から出発すると◎!
鍋冠山展望台で夜景を堪能してから、来た道を戻り、グラバー園へ向かいます。
グラバー園の入口は2カ所あります。
おすすめは『グラバースカイロード垂直エレベーター』から歩いてすぐ、グラバー園の旧三菱第2ドッグハウス裏手にある第2ゲート料金所入口。
ここからスタートすると坂道を登らずグラバー園を観光できます。
グラバー園には、
- 現存する日本最古の木造洋風建築である旧グラバー住宅
- 旧三菱第2ドックハウス
- 旧ウォーカー住宅
- 旧リンガー住宅
- 旧オルト住宅
- 旧スチイル記念学校
など、異国情緒豊かな建物とその建物に住んでいた人たちのエピソードが学べます。
旧グラバー住宅に住んでいたトーマス・ブレーク・グラバーはスコットランド出身。
幕末から明治期にかけて日本の主要産業の近代化に貢献した人で、三菱の従業員の一人として所長をしたり、キリンビールの前身になる「ジャパン・ブルワリー・カンパニー」の創業に携わったりしていました。
私がグラバー園を訪れたときは、旧グラバー住宅が保存修理工事中(2021年10月29日工事終了予定)。
保存修理現場を間近で見学することはできます。
旧グラバー住宅以外は住宅の中も見学できます。
クリスマスの時期は建物がライトアップされ、庭園散策で有名なグラバー園とはまた違った夜の楽しみ方ができますよ♫。
例えば、上の写真の旧三菱第2ドックハウス。
ドッグハウスとは、船を修理している間、乗組員たちが宿泊した施設のこと。
対岸の三菱重工業長崎造船所の第二ドックのすぐそばに建てられていたものです。
2階のデッキから眺める長崎の夜景も素晴らしいので、ライトアップの時期に行ける方はおすすめですよ。
イギリス人実業家ロバート・ニール・ウォーカーの次男が暮らした旧ウォーカー住宅や、
国の指定重要文化財、旧リンガー住宅など、これが明治時代の建物とは驚くほど、立派な住宅が見られます。
グラバー園の営業時間等については、グラバー園公式サイトを参考にご覧ください。
世界遺産の大浦天守堂のライトアップも◎
最後に、グラバー園のライトアップを見学してから大浦天主堂に立ち寄りました。
長崎港を見下ろす高台にある大浦天主堂は、19世紀の開国後、居留地の外国人のために来日した外国人宣教師によって建てられました。
現存する日本最古の木造ゴシック様式の教会です。
すでに訪問時は19:00を過ぎていたので見学はできませんでしたが、クリスマスの時期で特別にライトアップされていました。
世界遺産にも登録されているので、おすすめです。
大浦天主堂の拝観案内は大浦天主堂公式サイトを参考にご覧ください。
まとめ
この記事では、12月に長崎の一人旅で訪れたグラバー園とその周辺が大変良かったので感想をまとめてみました。
簡単にまとめると、
- ホテルモントレ長崎が観光に便利
- ちゃんぽんは絶景レストラン『四海樓』がおすすめ
- 一人でも満喫できる夜景が美しい鍋冠山展望台
- グラバー園は第2ゲート入口から入場が◎
- 世界遺産の大浦天主堂のクリスマスライトアップもおすすめ
です。
観光所要時間は4時間。
時間の内訳は以下の通りです。
- 四海樓でランチ…1時間
- 鍋冠山展望台滞在時間…1時間
- グラバー園見学…1時間
- 徒歩で移動…1時間
たったの4時間で長崎の異国情緒を満喫できます。
あなたの長崎旅行プランの参考にしていただけるとうれしいです。