香港生活

香港・大埔墟街市で買い物して街市の魅力について考えてみた!

街市のトップ画像

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こんにちは〜。Satokoです。

昨日は週に一度のショッピングの日。

私がショッピングに行ったのは「大埔墟街市(Tai Po Hui Market)」。

毎週、新鮮な魚や野菜を買いに香港の大埔にある市場に出かけています。

今日は「大埔墟街市」の魅力について紹介します。

「大埔墟街市」とは

街市とは、新鮮な肉、魚、野菜を売っている市場のことです。

魚市場写真

 

大埔墟街市は東鉄線の大埔墟駅より徒歩約5分の場所にあります。

営業時間は、午前6時から午後8時まで。

あまり早く行ってもお店が開いていないこともあるので、午前8時から正午の間に行くのがベストです。

 

初めて訪れた時の印象

初めて大埔墟街市を家族で訪れた日。

その日は衝撃的な日でした。

グランドフロア(日本でいう一階)の生鮮肉コーナでは、解体された豚肉が外側は頭から足まで、中身は全てパーツに分けられてぶら下げて売られていました。

眉間にしわを寄せながら豚肉を解体して売っている店の前で足が止まりました。

 

『これ何?』

 

直径4cmの白い球体の中に黒い瞳。

 

「豚の目!!!!!!!!!」

 

日本の肉屋はケースの中でひき肉やモモ肉、ハムなどが並べられて販売しているのに、生々しい肉が金具に吊るされ、豚の目が通路に捨てられていた時は

 

絶句

 

 

鮮魚売り場は名前もわからぬぶつ切りにされた魚、生きたカエルや亀が売られています。

ひとつ上の階には、果物屋や八百屋、洋品店が所狭しと並んでいます。

果物屋のオレンジやリンゴはアメリカやオーストラリア産ということがシールでわかりましたが、八百屋で売っている野菜は

『中国産?』

という疑念もありました。

香港で暮らし始めて、ひと月の頃の話です。

 

街市の買い物で、困ったことがありました

今でこそ、毎週買い物している大埔墟街市。

 

最初の頃はこんな悩みがありました。

 

広東語がわからないから…買えない。

 

斤、両、ポンド、単位がわからない…。

 

本当に安全な野菜?

 

値札がないから値段がわからない…。

 

落ち込んだこともありました

なんとか買い物ができるようになったものの、落ち込むこともしばしば。

買いたいものがあっても、

うまく伝わらなくて量が多過ぎたり。

また少な過ぎたり。

お会計のお金が足りなくてよく大声で怒鳴られたり。

食べたいものすら思うように買えない自分に自己嫌悪に陥ることもありました。

 

「大埔墟街市」の3つの魅力とは

買い物で困ったり、自己嫌悪に陥ったりしたこともありました。

それなのに大埔墟街市の魅力なんてあるの?と思いますよね。

これから私が感じた3つの魅力についてお話しします。

 

心を開けば出会いがある

今、毎週通っている八百屋さん。

八百屋の写真

黄色の柱の右手にいる「ママ(そこで働いている人たちがママと呼んでいます)」。

私が広東語がわからないため、お金を払う時によく怒鳴られていました。

『忙しいのに、このわからん客が…』

という感じで。

もちろん、もし自分が逆の立場だったら、怒鳴りたい気持ちになるのもわかります。

 

ある週末。

その八百屋のママを駅前の雑踏で見かけました。

一瞬、目があったんですよね。

なぜか私

オーーーーーーーーーーーーーーーーーイ!

と思いっきり、手を振っていました。

いつも怒鳴られている「ママ」に。

 

なぜそんな行動に出たのか自分でもわかりません。

「ママ」の目が一瞬、笑っていました。

 

翌日、いつものように例の八百屋に買い物へ行くと

「ママ」が

「ジョーサン、ジョーサン!(広東語でおはようの意味)」

と私の肩を叩いて

「昨日はどうも!」

という感じでにこやかな挨拶。

 

私が日本人とわかると八百屋の裏からクーラーボックスを取り出し、

「今朝、取れた魚だよ。どう?」

という感じで勧めてくれました。

 

八百屋に魚???

 

そんなことは、どうでもいいんです。

その気持ちがうれしかったです。

魚、買いましたよ。

地元の人と距離がグーっと縮まった気がしました。

 

『地元の人と触れ合える街市っていいなぁ』

 

と思えるまで、2年の月日がかかりました。

 

食文化を理解できる

豚肉がパーツに分けられて吊るされて、生きたカエルや亀が売られている。

初めてみたときは眉間にしわを寄せてしまったけど、地元の人たちにとっては、これが「日常」。

子供の時からこの風景で育てば、眉間にしわを寄せることもないんです。

「こんなものも食べるのね」と食に対して寛容になりました。

 

八百屋の「ママ」からは、香港の食文化を随分と教えてもらっています。

会話は

「ジョウサン」

「ボイル」

「フライ」

「スープ」

「メイドイン、ホンコン」

「グッド」

たった6語。

これでじゅうぶん生きていけます。

昨日は地元で採れた美味しいバナナとオレンジ、チンゲンサイがオススメと言ってたので迷わず買いました。

これまで、食べられるホウズキ、太くて長いレタスの根、いろんな瓜、名も知らない青菜など。

「ママ」から教わった野菜は数知れず。

美味しいものを伝えたい気持ちはどこの国の人も共通なんだなと思いました。

 

街市は地元の人たちの食を理解できる場所なのです。

 

地元の人たちの暮らしぶりがわかる

大埔墟街市のビルに月〜金の午前中に行くと多くのアマさん(東南アジアからの住み込みで働くお手伝いさんのこと)が街市でお買い物をしている様子がみられます。

土日は地元の人たちが、バーベキュー用の肉や魚を調達しに買い物にきます。

ビルの最上階には『塾食中心』という食堂街があって、朝早くから食事をする地元の人たちで大賑わい。

美味しいので観光ついでに寄ってみてくださいね。おすすめですよ!

塾食中心の写真

香港の人たちは、朝ごはんはお店でパンを買って食べたり、食堂で食べるのが一般的なんです。

 

香港の地元の人たちの暮らしぶりを知るのも楽しいですね。

 

まとめ

いかがでしたか。

今日は「大埔墟街市」の魅力について紹介しました。

街市でお買い物をするのは少し慣れが必要かも知れませんが、出会いあり、食文化あり、香港の暮らしを知りたい人に大変魅力的な場所です。

機会があれば、ぜひ足を運んで街市の雰囲気を味わってみるのをオススメします。

さて、次回は何について書こうかな。

 

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