この記事では、ことでん1日フリーきっぷを使って日帰り旅行をしてみた記録をまとめています。
ことでんとは、香川県に3つの路線を持つ鉄道会社のこと。
正式名称は高松琴平電気鉄道といいます。
高松滞在中に一度乗ってみたかったローカル線です。
この記事では、ことでん1日フリーきっぷを使って日帰り旅行をしたコースを紹介します。
ことでんに乗ってどこに行こうかと悩んだときの参考にしていただけると幸いです!
目次
ことでんフリーきっぷとは?
まず、ことでんで1日楽しむために購入した切符が『ことでん1日フリーきっぷ』です。
ことでんには、
- ことでん志度線
- ことでん琴平線
- ことでん長尾線
の3路線があります。
『ことでん1日フリーきっぷ』を使うと
3路線、1日限り、何回でも乗り降りできます。
フリーきっぷの料金は、
- 大人1250円
- 小人630円
ことでん志度線に乗ってみました!
実は、ことでん志度線に乗った日のこと。
香川県の東、引田という場所で醤油蔵を観光してからサイクリングを楽しもうと計画していました。
引田は、香川県でも徳島県に近い場所にあります。
しかし乗っていた列車が、先発の列車事故のため出発取り止めのアクシデント発生。
引田には行けない……
それなら東に行ってみよう!
と気持ちを切り替え、ことでん志度線に乗ることにしました。
高松築港駅からことでんに乗車。
瓦町で乗り換え、ことでん志度線に乗りました。
車両は2両編成、貸し切り状態で出発です。
美味しい海鮮料理が食べられる
ようやくことでんに乗れてホッとしたらお腹が空いてきました。
香川に旅行に行ったら、讃岐うどんもいいけど、海の幸が食べたい!
旅行前にGoogleマップで調べていた場所を思い出し、ランチに行ってみました。
ランチに選んだ場所は房前駅から徒歩5分の道の駅『源平の里むれ』。
源平屋島合戦の古戦場として有名な屋島に近い場所に位置しています。
この道の駅にある『海鮮食堂じゃこや』。
瀬戸内海で獲れた旬の魚料理がセルフ方式でいただけます。
開店時間の11時過ぎに店内に入ると、すでに行列ができていました。
じゃこや人気の丼メニューは、はまちのづけ丼。
丼よりもお刺身が好きなので、オリーブはまちのお刺身と「でんぷく」と呼ばれるフグの唐揚げを選びました。
オリーブはまちに、フグの唐揚げとは、なんと贅沢!
近所に住みたい!
と思ってしまいました。
- 煮魚
- 焼き魚
- 唐揚げ
- お刺身
と海鮮料理が充実しています。
セルフで選べるのでランチにおすすめの場所です。
海を眺めながら景色が楽しめる
房前駅から再びことでん志度線に乗ります。
車窓からは志度湾の海の景色が楽しめます。
電車に揺られて終点の志度駅に向かいました。
香川県にゆかりのある人の記念館がある
ことでん志度駅からは歩いて『平賀源内記念館』に行ってみました。
館内では、まず平賀源内の生涯についての短い映画を映写室で見ます。
子供向けに作られているので、歴史が苦手でも簡単に理解できます。
平賀源内は江戸時代の人で、日本ではじめて電気を発生させた摩擦による静電気発電装置・エレキテルを発明した人とか。
油絵が上手で西洋婦人画を描いたり、薬学を学んで薬品会を催したり、解体新書で有名な杉田玄白と友人だったとか、才能豊かな人と分かる記念館でした。
この後、平賀源内の生家に行ってみました。
庭に平賀源内ゆかりの薬草園がありましたが、草花に興味がない私には『お庭』にしか見えませんでした。
漢方やハーブなどに関心がある方なら、見る価値はあると思いますよ。
ことでん志度線の行っておけばよかった場所は?
今回は行けなかったのですが、時間があれば行ってみたかった場所が1ヶ所あります。
そこは塩屋駅から歩いて250mの場所にある『ジョージナカシマ記念館』。
世界的に有名な建築家であり、家具デザイナーのジョージナカシマの生涯と家具作りの哲学に触れられる場所です。
桜製作所の敷地内にあり、職人と作った家具も展示されているんですよ。
香川県の文化・芸術を理解できるおすすめの場所なので、ことでん 志度線に乗ったらぜひ行ってみてくださいね。
ことでん琴平線に乗ってみた!
平賀源内記念館を見学した後、栗林公園観光のため、ことでんに乗って高松市内に戻りました。
ことでん志度線から琴平線に瓦町駅で乗り換え、栗林公園駅で下車。
栗林公園を観光することにしました。
栗林公園観光はガイドさんがいると◎
栗林公園は、400年近い歴史を誇る江戸初期の回遊式大名庭園として有名で国の特別名勝に指定されています。
園内には約1400本もの松があり、そのうち約1000本が職人さんが手を加えている手入れ松です。
14人の専属の職人さんが手入れしているとか。
- 栗林公園はミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する3つ星
- 栗林公園の松と掬月亭は、二つ星
- 偃月橋(えんげつきょう)と飛来峰(ひらいほう)は、一つ星
として、紹介されているんですよ。
これは、見学してみたくなりますよね。
はじめての栗林公園を観光するなら、
ボランティアガイドさんをお願いする
のがおすすめです。
地元のガイドさんが、栗林公園を1時間〜1時間半くらいで案内してくれます。
料金は無料です。
観光事務所で紹介をしてくれます。
ガイドさんをお願いして良かったことは、
- 栗林公園の見どころを教えてもらえる
- 庭の手入れをする人たちの仕事の様子がわかる
という点です。
例えば、先ほど紹介したジョージナカシマ記念館。
栗林公園内にある『商工奨励館』にジョージナカシマのテーブルや椅子が展示されていました。
おそらく1人で観光していたら、見逃していたはずです!
私を案内してくれたガイドさんが、
ジョージナカシマの記念館は一度行ってみるといいですよ!
と強く勧めてくれていました。
唯一、行けなかったのが残念です。
ガイドさんはポイントを絞って説明してくれるので、
時間が限られている方には特におすすめ
です。
栗林公園の観光でとても良かったのが、
掬月亭のお茶席と室内見学
です。
庭園の中心的な数奇屋造りの建物でお抹茶と栗まんじゅう(700円)をいただけます。
特に『掬月の間』からの眺めが素晴らしく、藩主になった気分になるのでおすすめですよ。
ことでん琴平線で他におすすめの場所は?
ことでん 琴平線には、一人旅におすすめのスポットがまだまだあります。
こんぴらさん参りもできる
琴電琴平駅に行けば、こんぴらさん参りもできます。
フリー1日きっぷを利用すれば高松から往復1260円で観光できますよ。
こんぴらさん参りについては、【女ひとり旅の琴平観光】高松空港からリムジンバスでこんぴらさん参りの記事を参考にどうぞ。
仏生山温泉も駅から徒歩圏内
こんぴらさん観光を楽しんだ後は、仏生山温泉がおすすめです。
- とろーりとした美人の湯
- 身体に優しい食堂のご飯
- 読書もできる
温泉です。
仏生山温泉については、【女一人旅の仏生山温泉】高松から日帰りで行けるおすすめの温泉の記事を参考にご覧ください。
まとめ
この記事では、
高松から女一人旅〜ことでん1日フリーきっぷで日帰り旅行してみた!
についてお伝えしました。
簡単にまとめると、
- ことでんで1日楽しむためには『ことでん1日フリーきっぷ』が便利
- ことでん 志度線は、海の幸と景色、香川にゆかりのある人の記念館が楽しめる
- ことでん 琴平線は、栗林公園、こんぴらさん参り、仏生山温泉観光ができる
と、1人でも退屈しない鉄道です。
ことでん長尾線に乗ることはできませんでしたが、時間のある方はぜひ長尾線にも乗ってみてください♫。
都会で引退した車両が、元気よく香川県内を走っている姿も温かくていいですよ!
ことでんに乗ってみたくなりましたか?
高松のひとり旅の拠点には、JRホテルクレメント高松がおすすめです。
JR高松駅、ことでん 築港駅まで徒歩数分。
高松空港までのリムジンバス乗り場もあるので大変便利ですよ。
参考までにどうぞご覧ください。