こんにちは〜!Satokoです。
香港で離島といえば、ディズニーランドのあるランタオ島や離島の中で2番目に大きいラマ島が有名ですが、実は新界にも面白い島がいっぱいあるんですよ。
今回は塔門洲(Tap Mun Chau)について紹介します!
目次
塔門洲への行き方
新界(New Territories)にある塔門洲へは、2通りの行き方があります。
- 黄石(Wong Shek)の埠頭からフェリーで行く方法
- 馬料水(Ma Liu Shui)の埠頭からフェリーで行く方法
です。
黄石(Wong Shek)埠頭から塔門洲への行き方
黄石はフェリーの本数が多いのが特徴です。
西貢(Sai Kung)のバスターミナルから94番バスに乗って、終点黄石(Wong Shek)下車。
または西貢からタクシーを利用。
所要時間は15分から20分です。
MTR東鐡線『大学』駅下車後、タクシーで黄石へ行く方法もあります。
乗船チケットは埠頭で購入します。
黄石から塔門洲の埠頭までフェリーで35分です。
フェリー時刻表
黄石(Wong Shek)発
塔門行き 平日 8:30, 10:35, 12:30, 14:30, 16:30, 16:55, 18:30
土、日曜、祝日 8:30, 9:30, 10:35, 11:30, 12:30, 13:30, 14:35, 15:35, 16:35, 16:55, 17:35,18:35
塔門(Tap Mun)発
黄石行き 平日 7:45, 10:00, 11:45, 13:45, 15:45, 16:20, 18:00
土、日曜、祝日 8:00, 9:00, 10:00, 11:00, 12:00, 13:05, 14:00, 15:05, 16:05, 16:20, 17:05, 18:05
片道の値段
平日 HK$ 9.50
土、日曜、祝日 HK$14.00
馬料水(Ma Liu Shui)埠頭
馬料水への行き方は、香港最北東端の島、秘境・東平洲】週末・祝日だけの奇岩観察と磯遊び!の記事が参考になります。
馬料水はMTR『大学』駅から徒歩で行けるので便利です。
馬料水から塔門洲のまではフェリーで90分。
フェリー時刻表
馬料水(Ma Liu Shui)発
塔門行き 平日 8:30, 15:00
土、日曜、祝日 8:30, 12:30, 15:00
塔門(Tap Mun)発
馬料水行き平日 11:10, 17:30
土、日曜、祝日 11:10, 13:45, 17:30
片道の値段
平日 HK$18
土、日曜、祝日 HK$28
塔門洲とはどんな島?
まずは塔門洲について、簡単に紹介しましょう。
塔門洲は、香港新界大埔区にある離島で、大鵬湾に面している。かつては西貢市から西貢北への道路はなく、大埔滘からフェリーで行けるだけだったので、西貢半島の北に位置するが、西貢区には属さず、大埔区に属する。 塔門洲の一番高い所は茅平山で、高さは125メートルである。引用:ウィキペディア
ウィキペディアの説明だけだと、ちょっと島のイメージがわかないので、どんなところかみてみましょう。
漁村でのんびりハイキング
島の南側に位置するハイキングコースは手軽に回れるコースとして人気があります。
フェリーを降りて埠頭を右に曲がると、そこは漁師さんが暮らす小さな村。
軒先を歩くとコンクリート造りの小さな家が連なり、開いたドアの隙間や干された洗濯物から漁師さんたちの質素な暮らしぶりがわかります。
食器を片付けるガチャガチャとした音。
誰が観ているかわからないテレビの音。
それらが静かな通りに響きます。
村の狭い通りを抜けると亜熱帯の森に囲まれた内海を眺められ、対岸にある村の生活音が聞こえてくるかのように静かで穏やかな雰囲気があります。
その海を眺めながら、なだらかな坂道を上がっていくと…
そこはキャンプもできるGrass Island
一面芝生に覆われたなだらかな広場になります。
塔門洲がGrass Islandとも言われているのは、一面が芝に覆われているからです。
眼下には、小石で敷き詰められた『小石灘(Pebble Beach)』。
『畳石』で有名なBalanced Rockがあります。
このあたりは波が荒いので泳げるビーチではありませんが、眺めるビーチとしてはオススメです。
この場所を訪れた時は2月の上旬でしたが、数組のグループが静かにキャンプを楽しんでいました。
夏場は蒸し暑さでキャンプには適さない香港ですが、ここでは牛が歩く横でキャンプができます。
ハイキングをする親子の横で牛が、
「モォーーーーーーーー最高!」。
牛の横では、凧揚げをする人もいます。
この塔門洲は凧揚げするのに絶好の場所なのだとか。
近くの展望台で海の景色を見ながらちょっとひと休みできます。
お菓子や飲み物を持参すれば、ちょっとしたハイキング気分ですね。
ひと休みした後は埠頭近くにある天后廟(ティンハウビョウ)へ寄ってみましょう。
天后とは「海の守り神」のこと。
漁師さんのいる村には漁の安全を祈願するために必ず置かれています。
築400年の歴史ある天后廟と屋根の上にある陶器でできた装飾は必見です。
最後に忘れてはならない食べ物とは
お手軽ハイキングが終わり、帰宅のフェリーに乗る前に塔門洲で忘れてはならないこと。
それは、
塔門洲名物の『うにチャーハン』と『いかボール』を食べること。
村の食堂の看板メニューとして出ています。
ちなみに香港にあるチェーン店「元気寿司」で、うに一貫頼むとなんと、HK$25!
こちらの『うにチャーハン』はHK$80。
文句の言いようがないほど、うにが入っています。
『いかボール』はやはり『いかボール』でした。
ちょっとした話題のネタとして是非『うにチャーハン』注文してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
お手軽ハイキングのできる塔門洲に興味を持っていただけたでしょうか?
塔門洲は、ゆっくり歩いても2時間ほどのお手軽ハイキングコースで、
- キャンプ
- 牛
- 凧揚げ
- 絶景
- 天后廟
- うにチャーハン
が体験できます!
わずか2時間のハイキングでお手軽に香港のローカル気分が味わえる場所はなかなかありません!
ぜひ塔門洲へ行ってみてくださいね。
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